標準作成手順
模型車輌を思いつくままの手順で作成していると、効率が落ちたり、仕上がりが汚くなってしまったりすることがあります。例えば車内の塗装をするには箱組みした後では隅々に塗料をいきわたらせることは難しいでしょう。そこで模型車輌を作成するのに効率のよい合理的な手順を自分なりに考えてみました。
下図はソフトウェア開発の際、主に業務分析に使用されるアクティビティ図と呼ばれるもので、手順書を表すのに都合がよいので流用してみました。
どの作業が順序を変えることができるか、どの作業の順序が変えられないか、よくわかります。アクティビティ図に縁のない方でも流れはわかるのではないかと思います。例えば車体の切り抜き・屋根の切り抜き・キャスト原型作成・床板加工はどの順序でやってもかまわないわけです。一方車内塗装は組み立てる前に行なわないといけないことになります。
この図では順序が前後してよいものでも、接着剤の硬化待ちなどで時間のかかるものを優先させないと早く完成させることはできません。このような厳密なところは表現できていませんが、大まかでも自分なりの標準を決めるということが大事ではないかと感じています。
趣味ですから自分が楽になるようにほどほどに管理しようと思っています。
私の工作法の特長は、CADを利用、レーザーカットを利用(予定)、側面分離ペーパールーフで構成することです。
2005/8/31 初稿, 2007/10/15 改訂