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レーザーカット(設計)

レーザーカットではCAD作図の際に次のような点に注意が必要です。

時間短縮に配慮する理由は、課金が切断時間単位なので費用を圧縮するためと、店に一台しかないレーザー加工機を専有する時間を短縮するためです。短縮の工夫としては

また、レーザーカットの特長を生かして

レーザカットを行う際の注意点は東京紙器株式会社のブログも参考になります。

いこま工房利用の場合はJW_CAD v4.20~v5.22形式で図面を作る必要があります。私が使っている図脳RAPID12にはJWC形式とSXF形式に出力する機能があります。JWC形式では線色7・8の変換がうまくいきませんので線色7・8は使わないことにします。また、JW_CADそのものを使う場合は保存時のバージョンに注意が必要です。図脳RAPIDの別バージョンでうまくいくかどうかは試していません。

JW_CADの線色番号と線色
線色番号 いこま工房設定(参考)
0 192 192 水色
0 0 0 赤(深い筋彫り)
0 192 0 黄緑 緑(浅い筋彫り)
192 192 0 山吹
192 0 192
0 0 255 マゼンタ
0 128 128 青緑 シアン
255 0 128 ばら 不使用

切断順序は線色番号によって決まり、線色1から線色7までの順序で切断します。いこま工房では深い筋彫りは線色2、浅い筋彫りは線色3と決めています。窓抜きは外周より先に切らないといけないので、窓を線色1、外周を線色4で作図します。筋彫りをどの線色番号をするか切断の際にその都度設定できますので、自分で設定するのならいこま工房設定に従う必要はありません。

右の表はJW_CADの線色の初期設定です。色名は正式名称ではなく私が見た感じで記入したものです。設定→基本設定→色・画面で設定できます。色の設定については画面表示が変わるだけでデータには影響を与えないので初期設定のままでもかまいません。

図脳RAPIDからJW_CADへの変換の際には線色番号がJW_CADの初期設定色に合わせて変換されますので図脳RAPIDの作図の際に線色をそれに合わせておかなければなりません。つまり窓を線色1の水色で、外周を線色4の山吹で作図します。もう一つの注意点はJWC形式に出力する前に設定→作図設定メニューで線色をレイヤー色ではなく図形色にしておかないといけません。

2重罫書きについては大抵発生しますので、JW_CADで「データ整理」コマンドの「連結・整理」を実行しておきます。

加工機ステージのサイズは幅406.4mm・奥行き304.8mmです。A3は少しはみ出しますがセット可能です。

線色

井桁板などを作図した例が右の図です。内側から外側に切断していくように線色を分けています。内側の切り抜き部には別のパーツを作図しました。線色はこれが一番先に切断されるように決めています。

2007/10/5 初稿, 2010/7/20 ページ分割