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インレタ特注

マイナーな車輌を作成するとき車番に困ることがあります。鉄道模型用のインレタやMAXONのインレタに該当する字体・色のものがあれば使うのですが、ない場合にどうしたものかと解決策を考えあぐねていいました。師匠の部屋へようこそさんのところにくろま屋さんでインレタを特注した際の記事があったので当方でもやってみることにしました。

まず原稿を作成するにはどうしたものかと、探っていると正攻法ではIllustratorなどのDTP用ソフトを使用して作るという方法があるようです。しかし当方はIllustratorを持ち合わせておらず、結構高価なものなのでこの方法はあきらめました。そこで、フォントを作ってフォントデータとともにMS-Wordで入稿するという方法を行ないました。最近では印刷屋さんでもMS-Wordの入稿ができるところも多いようですので、フォントデータを一緒に渡せば何とかなるだろうと考えたのです。

あと問題になるのはフォントの作成です。これはインターネット上を探してフォントの作成ソフトを見つけました。フォントにはTrueTypeとPostScriptというものがあり、それぞれB-スプライン曲線・ベジェ曲線を使用しています。ベジェ曲線の方が制御点が少なくて済むのと、マッキントッシュでも使われているということでつぶしが効くだろうと思い、PostScriptで作成しました。

オンデマンドを宣伝していて、MS-Word入稿ができて、印刷用のフィルムを作成してくれる印刷業者が県内にありましたので注文しました。 注文に際しては表が膜面のネガと指示するのですが、印刷業界には独特の言い回しがあるようでこれを凸ネガと呼ぶそうです。表が膜面のネガでも通じます。

フィルムは問題なくできてきましたが、印刷業者のほうでトラブルがあったらしく素直には原稿ができずに2回ほど変換を施したらしいです。どうやらPDF入稿のほうがトラブルは少ないらしいです。またTrueTypeの方がよかったのかとも推測しています。

後はフィルムをくろま屋に送ってインレタに仕上げてもらいました。フィルムで入稿した場合は、出力版代は不要です。

2004/4/14 初稿