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貼り合わせ

車体は紙を貼り合わせることによって扉や窓の段差を表現すると同時に強度を確保します。

貼り合わせではずれないように注意しなければなりません。

接着剤位置合わせは硬化時間の長いエポキシ系接着剤を使用しています。木工用接着剤を使ったことがありましたがずれたときに修正ができませんでした。エポキシ系だとじっくり修正ができます。正面が円形の場合など硬化中の保持が難しい場合は初期強度の強いゴム型接着剤を希釈したもので接着します。

位置ずれ防止のため、外張り内張りとも位置決め用の穴(直径1mm)を開けます。そして貼り合わせた後1mmの真鍮線を穴に通して位置を合わせるのです。各部を目視確認するとずれているかなと感じる箇所もありますが誤差を積もらせないことが大事ですので穴基準で位置合わせします。穴は硬化後真鍮線で塞ぎます。

位置合わせが終わればラベルの裏紙を上下にあてがい、平らな板で挟み込んで重しを乗せて硬化するまで静置します。ラベルの裏紙をあてがうことではみ出た接着剤で板とワークが固着することを防ぎます。

2007/1/7 初稿, 2007/11/1 改訂